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「延喜式内社って何?」
「論社って何?」
「都都古和気神社は三社あるどれが本当の神社なの?」
気になる点を実際に現地に行った感想を交えつつお伝えします。
目次
延喜式内・論社とは??
延喜式内社とは!
「延喜式(えんぎしき)」という律令を補完する法令をまとめた書物が平安時代中期(905年〜927年)に編纂されました!
現在ほぼ完全な形で残っている最古の格式です!
現在でいうと、
律令=憲法・法律
延喜式=政令・省令
のようなイメージです!
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そんな延喜式は全50巻でできていますが、その9巻と10巻が「延喜式神名帳(えんぎしき じんみょうちょう)」と呼ばれていて、朝廷から重要視されていた日本各地の神社の名前が書かれています!
つまり延喜式内社とは、少なくとも905年には有力な神社として存在していた由緒正しい神社です!!
論社とは!
「延喜式神名帳」に書かれた神社は当時、重要視されていた神社ですが、現在では必ずしも残っているわけではありません。
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「延喜式神名帳」に名前があり、現在どの神社がその神社か特定できない神社もあります。
現在複数ありどの神社が延喜式内社か特定できない神社を全て「論社」と呼びます。
都都古和気神社はどんな神社?
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都都古和気神社とは
都都古和気神社(つつこわけじんじゃ)は延喜式神名帳に記載のある神社です!
延喜式内「都都古和気神社」の論社が福島県白川郡棚倉町に二社
延喜式内「石都都古和気神社」が福島県石川郡石川町に一社
それぞれ鎮座します。
現在、この三社が「陸奥国一之宮」として知られています。
流れとしてはちょっと複雑ですが
(西暦900年ぐらい)
延喜式内社は「都都古和気神社」と「石都都古和気神社」の二社
陸奥国一之宮は「都都古和気神社」の一社
↓
(西暦1300年ぐらい)
陸奥国一之宮が「都都古和気神社」と「石都都古和気神社」の二社になる
↓
(現在)
「都都古和気神社」の論社が二社あり
「石都都古和気神社」と合わせ
三社が陸奥国一之宮と言われる
ということで現在三社が一宮と言われています。
都都古和気神社はどこにある?
延喜式内「都都古和気神社」(地図の赤)
・八槻都々古別神社
〒963-5672 福島県東白川郡棚倉町大字八槻大宮224・馬場都々古別神社
〒963-6131 福島県東白川郡棚倉町大字棚倉馬場39延喜式内「石都都古和気神社」(地図の青)
・石都々古和気神社
〒963-7858 福島県石川郡石川町字下泉150
都都古和気神社を紹介します!
八槻都々古別神社
棚倉町指定有形文化財の隋身門に書かれた龍です!
境内を含め見所の多い神社です!
御朱印もいただけます!
◆現地レポ満載の八槻都々古別神社の記事はこちら↓
馬場都々古別神社
歴史を感じる社殿を含め、境内全体が落ち着いていていい雰囲気の古社です!
御朱印もいただけます!
◆現地レポ満載の馬場都々古別神社の記事はこちら↓
石都々古和気神社
名工「小林和平」が奉納した狛犬や様々な形の石など見所の多い神社です!
境内は綺麗に整備され花が咲き誇っていました!
御朱印もいただけます!
◆現地レポ満載の石都々古別神社の記事はこちら↓
まとめ
福島県中央やや東側の南北に三社鎮座します!
水郡線沿いに鎮座していますが、参拝には車で行くにがオススメです!
三社とも延喜式神名帳に記載されている歴史ある神社なので、歴史に想いを馳せつつ参拝するのもいいと思います!
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